2024.09.09
聖風会に入職する職員には、福祉の専門学校や大学等で福祉を学んでくる方、無資格未経験・異業種からの方、海外から、日本語学校や専門学校を経て入職するグローバル(海外人材)採用の方など様々な方が働いています。
それぞれの方に合う働き方ができるように、入職後はトレーナー制度やDo 簿(新人職員研修簿)、その他研修制度を充実させ、職員一人ひとりがプロフェッショナルになれることを目指しています。
聖風会に入職前から福祉の道を志し、福祉系の専門学校や大学を卒業した職員がどのようにこれまでの学びを活かして仕事をしているのか、仕事をしながらどのように学びを続けているのか、今回より、福祉系学校を卒業し、新卒採用された3人の職員を紹介します。今回は2人目となる足立新生苑 介護職 粟 敏子職員です。
福祉の現場で働く職員、ご利用者、そのご家族など、様々な分野の方に現場の様子や大事にしていることなどの話を聞き、学びになったのが印象に残っ
ています。
その中で2つ印象に残っている言葉があります。一つは障がいのある方が「自分では当たり前と思っているけど、相手にとっては必ずしもそうじゃないことがある」とおっしゃっていました。「これを片付けてほしい」はどこまで片付けたらいいのか、「大きく字を書いてほしい」もどのくらい大きく書いたら良いのか、人それぞれだと思います。自分の思っていることを他人の当たり前と思わずにしようと思ったきっかけになりました。
もう一つは、講師である介護従事者の方から「このベッドがご利用者の亡くなる場所かもしれない。だからいつもベッドをきれいにする」というお話です。それまでは意識をしていなかったのですが、ご利用者の人権や尊厳を守るというのはこういった、一つひとつのことが関わってくるんだと思いました。
先生からオススメされたことをきっかけに、聖風会で実習をした同級生がいたのでその人に話を聞いたところ、働
きやすい環境が整っている」「職員が親切」と言われて、すぐに見学を申し込みました。見学してみると、足立新生苑は規模も大きく歴史ある施設であり、トレーナー制度など人材育成環境、職員の生活面でのサポート体制も整っていることを教えてくれ、「ここで働きたい」と思いました。
働いていると、日々わからないことが出てきます。これをわからないままにしておくと、失敗したり、失敗したら勇気が出なくなることもあります。そ
んな風にならないように、いつも周りの先輩方は自信が持てるように声掛けをしてくれます。だから私も当たり前のことですが、失敗した時は必ず先輩に
報告しに行くようにしています。
失敗が勇気を奪うのではなく、学ぶきっかけとなっているので、いつも仕事が楽しくできています!そのおかげもあり、皆さんからいつも「ありがとう」と声をかけられて、やりがいも感じます。
これは専門学校時代に介護の基礎・基本を学んでいたことも影響していると思うので、後輩の皆さんもぜひ基礎・基本をしっかりと学んでおくと良いかと思います。