
2021.11.15
当法人では、新卒採用後の半年を迎えるこの時期に「新卒フォローアップ研修」が開催されます。
この研修では、介護のプロとして現場で半年過ごしてきた成長や日々の業務で抱えている悩みを同期の仲間と『共有』し、自分の現状を振り返る大切な研修となっております。
学校で学んできた事とのギャップや学生時代に思い描いていた介護職員像に近づけているか・・・
業務の独り立ちを経て、不安な事などを仲間に話すことにより一人で抱え込まないよう外部講師からも適切なアドバイスがおくられます。
同期だから話せる。
介護のプロとして半年たった今、一番辛かった出来事や一番嬉しかったことなどを時間の限り話し、それを同期の仲間が真剣に聴いてくれます。
研修参加する職員には、事前に先輩職員から講師に「事前コメント」が送られます。日々の介護業務の様子や気になる点等、研修中に講師に気に掛けてもらいたい点などが送られます。
今回、研修の最後の振返りの時間に講師からある職員へ事前コメントのメッセージが送られました。
そのコメントには、先輩職員が日々の様子から入職時に思い描いていていた、理想と現実のギャップにもがき苦しんでいる後輩を思うメッセージが綴られていました。
『約半年働き、彼自身の理想と現実のギャップに戸惑った事も多々あると思う。その中で「効率」と
いうものに囚われ始めている気がする。彼の良さは理想をしっかりと持ち、ご利用者一人一人としっかりと関わろうとしている事なので、今の良さが無くならないよう、指導していく必要があると思う。まずは、彼の中で今仕事に対して不安に思っている事が気になる(悩みを相談できる先輩がいるか)。また、今自分が行っているやり方ではなく、「効率」をとらなければならないと思っていないかが心配(仕事の内容ではなく、彼のメンタル面が気になるところ)。(一部抜粋)」
こんなメッセージが伝えられました。
講師は決して先輩の名前を言いませんでしたが、このメッセージを受けた職員は「○○先輩からのメッセージですよね」とちゃんと心に届いていました。
何度も言います
「聖風会には、人を大事に育てる風土があるます」
是非、そんな聖風会の仲間になってくれる方が増えると嬉しいと思うできごとでした。