2022.06.20
高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。
1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。
私たち管理栄養士委員会の連載では法人内7事業所の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。今回の第一弾は「ゆうあいの郷 扇」です。
扇では、毎月1回「全国ご当地料理めぐり」を提供しています。給食委託会社さん協力のもと、全国各地のご当地メニューを紹介しており、中にはNHK朝の連続テレビ小説や大河ドラマの舞台となっている地域も!
1週間前からポスターを掲示し、利用者の「ワクワク」の気持ちを引き出します。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台である神奈川県。伝統料理の「にごみうどん」は野菜を具とした汁で直接うどんを煮込み、汁が濁ることが由来とされています。
甘~い金時豆が意外にも酢飯によく合い、混ぜ込んだ刻みゆずの香りも相まって、御利用者、職員から
「初めて食べたけど美味しかった!」
と好評でした!
「次はどこのグルメかね~」
「秋田の横手やきそば楽しみだね~」
全国ツアー、まだまだ続きます!