聖風会が年に２回発行している広報誌『クローバースマイル』
広報委員会の想いが詰まったこれまでのクローバースマイルより、バックナンバーとして、シリーズで『私のこだわり』の記事をご紹介していきたいと思います。

誰にでも、自分にとってなくてはならない特別な思い入れを持った、コトやモノが大小あるかと思います。そんな聖風会の職員をご紹介させていただくコーナーです。

第2回は、広報誌『クローバースマイル vol7』に掲載した扇部門の樋口美恵子職員（デイサービスセンター扇　介護職）のこだわり「切り紙」を紹介します。

デイサービス内には一人で過ごしているご利用者が多くいます。そんなご利用者と何か一緒に楽しめることはないか、と考えて始めたのが「切り紙」でした。

はじめた時は難しいかな？と思い、お花などの簡単なものから挑戦していきました。

ご利用者には手先の器用な方が多く、今では難易度の高い動物や乗り物にチャレンジしている方もいらっしゃいます。職員の方が出来ずに音をあげています。

細かい作業が難しいご利用者は職員と一緒に切ったり、折り紙を折ってもらったり、完成した作品を台紙に貼りつけるお手伝いに参加してもらっています。

その作品をご自宅に持って帰ったところ、「家族に褒められた！」「孫もやってみたいと言っているから家でも挑戦したい」と嬉しい報告をしてくださるご利用者がたくさんいらっしゃいます。
切り紙を通して、ご利用者の出来ることの可能性を一緒に見つけていくことが私の仕事の楽しみの一つとなっています。