社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2022.10.24

【台東】高齢者にとっての「食」を追求する~管理栄養士委員会~

食の安全を守り、利用者満足の向上をはかる

高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。

1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。

私たち管理栄養士委員会の連載では法人内7事業所の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。今回の第五弾は「台東」です。

「給食委員会」の役割とは

施設の管理栄養士の仕事の一つに、月1回の給食(食事)委員会の運営があります。

構成委員は施設長、特養の各フロア介護職員、デイサービスの介護職員、厨房委託会社(現場のスタッフ・エリア担当者)、施設の管理栄養士です。

内容としては、
・献立や食事の安全な提供に関すること
・献立の希望やイベント食に関する提案
・その他各フロアから提案される食事に関すること 等があげられます。

それぞれの立場もありますが、安全で美味しい食事をご利用者様に提供することを共通の目的にしています。そして「会議では言いにくいことも遠慮しないで言うこと」を基本に、話し合いを進めています。各委員がフロアからあがった意見を集約し、委員会の議題としてあげています。

委員の意見から生まれたメニュー

委員会の意見から実現したメニューを紹介します。「ハンバーガーが食べたい」という意見が委員会にあがりました。
今まで提供したことがなかったメニューであり、その月の会議では今後の検討課題となりました。

後日、委託会社のエリア担当より、他の事業所でハンバーガーを提供したことがあるとのことで、試作をしたいと提案がありました。

委員からの意見として
・雰囲気作りでクッキングペーパーに包んであったが、異食のリスクがあるのでない方がいい。
・1個のままではなく、半分にカットしたほうがよい。
・日曜日は、職員の人数が少ないため、カットや
 見守りの対応が難しいので避けてほしい。

これらの意見を交えながら、厨房スタッフの頑張りと介護職員の協力で、想いをカタチにすることが出来ました。
ご利用者様も、皆様、美味しそうに召し上がっていました。

余談ですが、3か月に1回程度でご当地メニューに取り組んでいます。
絵心のある委員が、ご利用者様に向けてポスターを作成し、提供する前と後で話題作りの提供をしています。

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