2022.11.14
社会福祉法人聖風会では、ご利用者の権利擁護を目的に苦情解決のための第三者委員会を年2回、上期と下期に分け開催しています。
第三者委員は5名。弁護士や学識経験者、地域代表者等で構成されており、直近6月の委員会では、令和3年10月~令和4年3月の6カ月間に各事業所に寄せられた苦情の内容と、各事業所での取り組み、改善策について各委員から助言や、更なる改善に向けたアドバイスを頂くことが出来ました。
半年間に寄せられた苦情は22件、そのうち、サービスの質に係るものが10件、職員の態度に係るものが8件、制度・政策・法律に係るものが1件、その他が3件でした。
特に多かったサービスの質や、職員の態度に係るものでは、通所介護サービスや短期入所生活介護の送迎時間の遅れや連絡調整ミス、忘れ物、電話対応など初歩的とも思われるものが苦情に繋がるケースが見受けられました。
属人性の高さが原因のひとつであることが第三者委員の助言からも明確となりましたが、ひとつひとつの事案を改めて丁寧に分析し、職員個々の問題としてではなく組織の問題として、ご利用者の方々に適切な対人援助サービスを届け、事業に対する社会的な信頼を向上させることが出来るよう事業の改善を図って参りたいと思います。