2023.03.20
当法人では、①リーダー②主任③係長④課長と対人援助職の役職を定めておりますが、特養のリーダーには「特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」等に定めのある「ユニットリーダー」としての役割を期待しています。 「ユニットリーダー」とは、“制度で定められた役職であり、共通言語として、しっかりとした対人援助技術や知識を身に付けている人材”と理解されているかと思います。自立支援に基づいた技術提供はもちろんのこと、他職種連携、ご家族、ボランティア、地域の方々との関係づくり、ユニットの運営や職員の育成など、その業務は多岐にわたります。 実践を通した学びが多い分、それだけ壁に当たることもあり、成長の苦しみを少なからず感じる役職であると思います。
当法人ではリーダー職員が新人職員の頃からの育成サポートをお願いしている外部講師の支援を頂きつつ、各部門の施設長が中心となり育成支援を行っています。
聖風会のリーダー職員育成支援のひとつとして、『リーダー職サポート研修』があります。対象は「入門・初級編」として、リーダー職になったばかり、また、新任2年目の職員です。
社会福祉援助職のリーダとしての基本的知識(リーダーシップやコミュニケーションなど)について学びを深め、また、自分自身とじっくり「対話」する機会であり、さらなる自己覚知を促します。
リーダとして成長できるだけでなく、同じ立場でであるからこそ理解し合える悩みなどを共有するなどの交流を通して、互いに支え合える関係性が構築され、聖風会の一員としての意識が高まります。
参加した職員からは
「他部署の皆さんと話すうちに1人じゃない力強さを感じた」
「私のこれからが皆のこれからにつながる」
「自己分析をしてから自分のことを他者に伝えることで、自己理解を深められた」
「コミュニケーションについて知れば知るほど、奥が深いと感じた」
という感想が寄せられています。
リーダー職員は10年、20年先の法人運営を中心となって支える人材になることに間違いありません。これからも成長のための支援を大切に行っていきたいと思います。