社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2023.03.27

東京の介護ってすばらしいグランプリ2022 受賞

「東京の介護ってすばらしいグランプリ」とは

東京都社会福祉協議会 東京都高齢者福祉施設協議会 情報・広報室が主催しています。内容は以下の通りです。

「高齢者福祉施設における多様な場面にスポットをあて、介護の仕事の魅力を広くPRする、年に一度のグランプリイベントです!介護の魅力を伝えたい人なら、施設職員・利用者・ご家族などなど、どなたでも応募OK!
優秀作品には豪華賞金・賞品をご用意しています。
受賞作品は、東京都高齢者福祉施設協議会のもつ様々なメディア媒体で公表、PRに使わせていただいています。奮ってご応募ください。」(東京都高齢者福祉施設協議会HPより抜粋)

今回、「動画」「写真」部門に応募し、「動画」は入賞、「写真」は優秀賞をいただきました。

介護の魅力発信!「東京の介護ってすばらしいグランプリ」2022

シリーズ「語る背中」 ~伝えたくて、聴きたくて~

介護現場の写真といえば、ご利用者や職員の「楽しそうな笑顔」「幸せな表情」が王道であると感じています。私たち聖風会でもストレートに伝わる写真の魅力で、広報活動を展開してきました。

ただそのような手法は多くの施設、事業所でも同じように展開され、王道であるが故に写真を見た方に「介護の魅力」として「新鮮さ」や「驚き(感動)」が得られなくなっていると感じていました。

今回「東京の介護ってすばらしいグランプリ」に応募するにあたり、この2年間、「介護の仕事の魅力を別の切り口、角度から表現できないか」と法人ブランディング委員会で何度も議論を重ね、法人広報委員会で撮影に挑戦してきました。

そして行き着いたのが、写真を見た方に笑顔や表情を「想像してもらえる」ことをコンセプトにしたシリーズ「語る背中」です。

ご利用者と職員の背中から滲み出る「互いに心を通わせている関係性」が透けて見える写真は、支援される側、する側という線引きではなく、互いに心を預けていることが伝わってきます。人の暮らし、人生に寄り添える仕事の価値は表情だけではなく、背中や横顔からも伝えることができると感じています。

ぜひ、ご利用者と職員が「何を語り合い、何を伝えあっているのか」、また表情を想像しながら写真をご覧いただければと思います

今回、優秀賞をいただいた特別養護老人ホーム 千住桜花苑で撮影した写真です。

この「距離感」は職員のことを信頼してくださっているからこそだと思っています。
ご利用者と職員の信頼関係、お互いの「伝えたい」気持ちと職員の「聴き漏らすまい」という気持ちが感じ取れる写真です。

ホームページをリニューアルした際の「初代」トップ画像になりました。

「介護職員のリアル見せます」~給料・休日・私の夢~

この動画は法人広報委員会と採用活動担当職員のメンバーを中心として立ち上げた「動画作成プロジェクト」で2017年に作成したものです。

作成した動画には「こんな職場で働きたい」と思ってもらえる採用活動上の効果はもちろんですが、何よりも聖風会の職員が、今それぞれの立場で行っている「仕事の意味や意義」を再認識することを通して、現在の職場において「誇りとやりがい」を持って働いてもらいたいとの想いが込められています。
 
従いまして、動画のコンセプトは、ただ単に法人や施設の概要を説明するものではなく、「悩みながら介護のプロとして真剣に取り組んでいる職員の姿」や「介護職として働くことの魅力や喜びを職員が噛みしめる瞬間」などを現場から掘り起こし、法人の魅力を伝えるものとしました。

今回「入賞」をいただいた『「介護職員のリアル見せます」~給料・休日・私の夢~』はプロジェクトチームのメンバーから『介護の仕事をしていると言うと「偉いね」と言われるけどチョッと腹立たしい気分になる』との意見がありました。私たちにしてみれば「介護はごく普通の仕事のひとつなのにね」という気持ちの裏返しが「腹立たしさ」という表現に繋がっているのだと思います。
現在、介護の仕事には、その内容に比べて給与が低く、割に合わない大変な仕事といったネガティブなイメージが付きまとっています。でも、果たしてそうでしょうか?
介護の仕事は決して「割に合わない大変な仕事」などではないと思います。どんな仕事だって大変です。ましてや、介護は特別な人が行う特別な仕事などではなく、普通の人が普通に選択する仕事のひとつであると言うのが私たちの主張です。ただ、特別であるとするなら、生活状況が日々変化するご利用者に対して、高い介護の専門性を持ちつつ、それぞれの方の「幸せ」の形を思い描けるだけの想像力が必要とされる点だと思います。そんな思いを込めたムービです。

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