2023.11.20
縁あって直線距離にして600㎞を越えた法人同士が繋がりました。
環境や高齢化率を含めた人口構造や地域課題など、離島と東京とで違いはあれど、本質的な介護の魅力は変わりません。自法人の強みや魅力の再発見という共通の目的のもと、「法人運営」「人材の確保、育成、定着」「虐待防止」「事業継続計画」というテーマで研修を行いました。
この様な自法人以外の方々との交流は他施設、他法人の考えや方法の違いなどから学べることはもちろんのことですが、自分たちの取り組みや大切にしていることなどを言葉にすることにより、立ち止まって振り返る良い機会となります。そして、自施設を客観視することで、強みや魅力に改めて気づく(再発見)ことができ、自信につながります。
右の資料は東社協高齢協 生活相談員研修委員会 スキルアップ研修会のグループにて平成20年のアクティブ福祉in東京で発表いたしました「施設間交流」の資料です。
「魅力ある施設創り」の手段として「施設間交流」という手段が効果的であったという発表でした。
丸一日かけての研修でしたが、ほぼ休むことなく、あっという間に時間が過ぎました。海士町社協の皆さんの「覚悟」という言葉がとても心に残りました。福祉人同士、刺激し合い、共感できる部分が多く、熱い想いを共有できました。
参加したメンバーからは
・東京と離島の施設、法人の規模などの違いはあれど、抱えている問題の本質は同じような事が多いという事を
改めて知る機会となった。
・今回の交流会を期に、現場職員の交換研修などを定期的に行い、他法人を見る事で、自法人を外から見る機会にもなる。しいては離職防止にもつながるのではないか。
・決して他人ごとではなく、よくよく状況が解り、何か出来るお手伝いがあればという思いで話を聞きながらも、皆さんの情熱に胸を打たれ、途中、涙を堪えながら聞くこともありました。
・皆さんにお会いすることがなければ、この様に自分達のしてきた事の振り返りも、さほどせずに、日々過ごしていたかもしれません。逆に、皆さんには感謝申しあげます。
この出会いによる繋がりがさらに深まり、続くことを願います。次は私たちが訪問する番です。