社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2023.12.18

高齢者にとっての「食」を追求する~管理栄養士委員会~

「組織力を高めよう」

高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。

1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。

私たち管理栄養士委員会の連載では法人内7事業所の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。今回の第十一弾は委員会全体としての掲載です。

聖風会7拠点横断的な「12の専門委員会」の一つである「管理栄養士委員会」。3ヶ月に1度、各施設の管理栄養士と担当施設長の構成メンバーで開催しています。栄養士が一人配置の施設も多くあり「食材費の高騰でどう工夫してる?」「介護ソフトへの入力方法は?」「使い捨て食器は?」等、課題や情報、不安や悩みごとなども皆で共有し、より良い施設運営に向けて力を合わせます。

高齢者施設における管理栄養士の業務は多岐に渡り、まずは利用者の健康・栄養状態に応じた食事の提供と栄養ケア・マネジメント。低栄養状態や嚥下障害、お看取りの方などリスクの高いご利用者がいる中で、個別の計画書に沿って多職種と連携をしながら、より質の高い生活が送れるよう「食」で支えます。その他、給食管理業務や行事、研修、会議や委員会、感染症や災害時の対応などなど・・。ここ数年リモート会議が中心でしたが、今年度からは集合で開催しています。組織間のコミニュケーションが活発となり、自分だけで抱え込まないように、共感してくれる仲間がいることで安心感や充足感も得られています。組織力を高め、利用者ひとり一人の人生を「美味しいごはん」で支えていきます。

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