2024.11.11
高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。
1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。
私たち管理栄養士委員会の連載では法人内6部門の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。
今回の第14弾は『敬老の日』を題材に各部門で創意工夫を凝らした『お祝い膳』。全3回の記事でご紹介したいと思います。
第3回(最終回)は扇部門と荒川部門です。
メニュー
・お赤飯
・清汁
・天ぷら盛り合わせ(海老・南瓜・舞茸)
・炊き合わせ(五目しんじょう・冬瓜・絹さや)
・厚焼き玉子
・青かっぱ漬
・ぶどうゼリー
海老の天ぷら衣にカラフルな「ぶぶあられ」を使用したことで、見た目が華やかで目をひき「可愛らしい」と好評。揚げ具合も良く色がきれいに出ており、南瓜も甘くて柔らかく仕上がっていました。
炊き合わせの五目しんじょうは舌で潰せる柔らかさで味が染みており、他に冬瓜・椎茸・絹さやと色々な食感が楽しめたと思います。
ボリューム満点のお祝膳ですがデザートのぶどうゼリーがさっぱりと口当たり良く、
皆さんいつもより食べ終わるのが早く「おいしいおいしい」と喜んでいただき嬉しく思います。
メニュー
・栗ご飯
・すまし汁
・鮭の幽庵焼き
・天ぷら盛り合わせ(かき揚げ・舞茸・茄子・ししとう)
・青菜の湯葉和え
・果物(梨のコンポート・巨峰)
厨房スタッフ一同、ご長寿のお祝いの気持ちを込めてお食事を作りました。
栗を使って栗ご飯。
天ぷらには茄子や舞茸。
付け合わせにイチョウに型取りした人参。
フルーツは梨のコンポートに巨峰。
提供した当初はまだまだ猛暑が続いていましたが、お食事では秋の雰囲気を楽しんで頂きました。
「器が違うと豪華ね。食べきれないわ」等、ありがたい感想を頂きました。