
2025.03.03
高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。
1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。
私たち管理栄養士委員会の連載では法人内6部門の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。
今回の第17弾は「六月」部門の3回目です。
ケアハウス六月の冬の大人気メニューはおでんバイキングです。10月~3月の間、毎月1回行っています。
おでんの日は食堂入口に看板を掲げて利用者さんをお待ちしています。
食堂開店前から早くも行列ができていて、みなさん待ちきれないご様子です。
今回のラインナップは、卵・大根・じゃが芋・昆布・はんぺん・しらたき・生姜天・ごぼう巻き・ちくわぶの9種類です。
人気は昆布、あまり人気のないものはちくわぶです。
しかし、人気は薄くても熱烈なちくわぶファンはいらっしゃるので具材のレギュラーメンバーになっています。
「一通りお願い!」
「大根とごぼうと昆布は2個、あとは1個ずつ!」
「ちくわぶ抜いて、あとは全部!」
などなど、調理スタッフとやりとりしながら、各々好きな具を盛り付けてもらいます。
本当のお店のような電気おでん鍋を使用しているので後から食堂に来られる方も熱々おでんを楽しめます。
お食事が終わって下膳に来られたとき「おいしかったよ!」のお声とニコニコ笑顔が調理スタッフの励みにもなっています。