2021.07.08
前回は、『社会福祉法人聖風会中長期計画』の概要を取り上げましたが、今回はこの計画を遂行していくために立ち上げたプロジェクトを紹介したいと思います。
高齢者虐待は絶対に許さない法人スタンスのもと①虐待防止行動計画、マニュアル、虐待の芽チェックリストの作成と見直し②クレドカードの作成③虐待防止研修の企画、運営等を取組み課題とし、既に①と②は作成を終え法人統一のツールとして活用しているところです。
誰もが標準化した育成指導を受けられる環境整備を行い、キャリア形成を明確にかつ魅力的なものにすることを目的に活動しています。最終的には新たなキャリアパス制度として、就業規則や給与規程の見直しも行う予定です）。
ご利用者の方々に専門性の高いサービス提供が出来るよう、外国人職員を含めた介護職員の介護福祉士合格支援を行うことを目的としています。国籍を問わず介護のプロフェッショナルとして自信と誇りを持ってもらいたいとの願いも込めています。
その他、業務軽減のためのICT等の活用や、在宅部門業務改善等、様々なプロジェクトも活動していますが、全てのプロジェクトで成果が出始めています。
一つ一つの取組みは小さなものですが、その成果は着実に積み上がり法人の中長期的な安定運営・発展のための土台が着々と強固に作られています。
近い将来、この土台の上で繰り広げられる聖風会ならではの様々な活動、事業展開にぜひとも期待していただきたいと思います。
伊藤俊浩（社会福祉法人聖風会 業務執行理事）
足立区千住寿町生まれ、花畑育ちの足立っ子。1989（平成元）年に介護職として入職し、その後、各部門の施設長を歴任。2018（平成30）年より業務執行理事に就任。
