2022.10.17
聖風会は介護人材の受入れをグローバルな視野で行ってきました。
特に数年前から中長期計画としてスタートした『介護留学生支援プログラム』に於いては、法人だけではなく来日後に留学生達が直接指導を受ける学校との協力体制を大切にしています。
この『法人と学校の協力体制』が留学生を手厚く支援する礎になっています。
聖風会は介護のプロを育てたい想いでこの事業を行っています。
法人で支援する留学生は、東京だけでなく、岐阜県大垣市や新潟県新潟市の日本語学校や養成校に入学し、日本語や介護について学んでいます。
今回、ご紹介する『スバル学院大垣校』さんでは、昨年までカンボジアからの留学生3名が日本語を学んでおり、今年の4月には2期生としてカンボジアから2名の留学生がお世話になっています。
こちらの学校に通う生徒については、学校の先生との定期的な情報共有やSNS等を通じで相談のあった内容についても共有し、迅速な対応で小さなことでも問題を解決していきます。
留学生たちも大垣の自然の中でのびのびと日本語を学び、地域の方々ともイベント等を通じて触れ合うなど、古き良き日本を感じ生活をしています。
また、法人担当職員も年に2回は学校を訪問し、直接、留学生と面談(ランチ)を行うなどし、信頼関係を構築していきます。
少ない回数にはなってしまいますが、この直接会うという事が留学生支援では大切な事となります。
上2枚:春に訪問した際の授業風景(真剣です)
東京での学びの場は、来日して直ぐに日本語を学ぶために本郷と綾瀬に校舎がある『SANKO日本語学校』さんでレベルに合わせた教室で丁寧に日本語を学んでいます。
SANKO日本語学校の先生方とは、入国前の面接段階から学生について伺い、その後、面接 ⇒ 入国準備 ⇒ 入国後の対応 ⇒ 入学 ⇒ 入学後の様子 と留学生を学校と法人がタッグを組んでフォロアップする体制をとっていただいています。
なので、留学生が遅刻や提出物の忘れなどがあると、法人担当まで直ぐに情報が流れ、アルバイト先の施設の介護スタッフまでその情報は共有されます。
また、施設アルバイトの様子を学校の先生方に伝えることで、日々の学校での様子と比較などをしていただき、留学生の生活・健康状況を把握するのに大変助かっています。
東京で養成校に入学する際には、『東京未来大学福祉保育専門学校』さんにお世話になります。
こちらの学校でも、先生方から施設介護スタッフが留学生の学校での様子や授業の理解度など伺うことで、施設でのアルバイトの調整や法人内での日本語・介護用語の勉強をどの様に進めれば良いのかを検討し、実施しています。
東京で生活をする留学生の場合は、生活・アルバイト・学校の全てにおいて、法人がバックアップ体制をとり、介護を学ぶ環境を一番に支援をしています。
最後に、新潟県新潟市の『新潟医療福祉カレッジ』さんと『日本こども福祉専門学校』さんにも留学生が多数お世話になっています。
こちらの学校は県内トップの養成校で、先生方の手厚い支援の元で留学生は介護のプロとなるべく学びと並行して、日本の文化なども学んでいます。
新潟の学校にも法人担当職は年に2回は訪問して、学生の生活・授業の状況などの確認。また、学生達とはSNSを通じて就職への不安や生活での困っている事などについて対応をしています。
この様に法人だけでは留学生の支援は決して上手くは行えません。
留学生のそばで指導をして下さる、学校の先生方との協力体制と信頼関係の下で聖風会の留学生支援は成り立っています。
私たちの想いは『介護からKAIGOへ』聖風会で学び、共に働く仲間がいつか母国に帰った際に
介護リーダーとして母国の高齢福祉事業を支える『人材』に育っていくお手伝いができればと想っています。