2024.10.28
高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。
1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。
私たち管理栄養士委員会の連載では法人内6部門の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。
今回の第14弾は『敬老の日』を題材に各部門で創意工夫を凝らした『お祝い膳』。全3回の記事でご紹介したいと思います。
第1回は花畑部門と千住部門です。
メニュー
・栗赤飯
・かきたま汁
・天ぷら盛り合わせ
・鶏つくね
・炊き合わせ
・季節の果物
昼食はお祝い膳、おやつには手作りのシフォンケーキでお祝いをしました。
秋の食材をふんだんに盛り込み、特に栗入りのお赤飯が大好評!れんこん入りの鶏つくねも柔らかく、食べやすいと好評でした。
ふわふわに焼きあがったシフォンケーキには、あんことホイップクリームを添えて、和と洋、両方の味を楽しんで頂きました。
<メニュー>
・栗入り赤飯
・紅白はんぺんのすまし汁
・天ぷら盛り合わせ(尾付きむき海老・白身魚・なす・さつま芋・野菜のミニかき揚げ)
・炊き合わせ(高野豆腐・なす・冬瓜・紅葉生麩・おくら)
・ミニ茶わん蒸し
・照り焼きチキン
・酢の物
・果物(オレンジ・巨峰)
皆さまの長寿をお祝いして、季節感のある「お祝い膳」をご用意しました。
栗入り赤飯は「食べた時に栗の甘味が広がり、とてもおいしい」とご入居者に大変好評でした。
桜花苑のおすすめは、5種の食材を使用した炊き合わせです。
なす・冬瓜・高野豆腐など、素材をいかしてふっくら炊き上げ、優しい味に仕上げました。
色鮮やかな紅葉の生麩を添え、視覚と味の両方を楽しめる一品です。
行事や歳時記・郷土料理などを通して日々の楽しみや季節を感じていただけるよう、これからも工夫をしていきたいと思います。