
2025.03.10
聖風会は「最高に価値あるものをすべての人に」という法人理念のもと、ご利用者一人ひとりにとっての「最高に価値あるもの」とは何かを考え、大切に実践してきました。
一人ひとりの職員が、介護のプロとしてケアの質を高めていく取り組みの中に「成長」も「働きがい」も生まれると私たちは考えています。
「聖風会で働くREALを知る」では、職員がどのような想いをもって日々、ご利用者と向き合い、働いているかを紹介します。ご利用者の人生に寄り添い、福祉で地域を元気にする聖風会で、あなたも一緒に働きませんか?
私の母がヘルパー(訪問介護員)として介護の仕事をしており、子どものころから福祉・介護の仕事が身近にありました。高校卒業後、介護の世界に足を踏み入れてみたいと思い、専門学校へ進学し、福祉・介護を専門的に学ぶ中で自分はどのように働きたいかを考えました。
就職活動中に聖風会を知り、運営理念である「相手の笑顔・自分の笑顔」が目に留まりました。すぐに施設見学を申し込み、実際に現場の雰囲気を体感すると、ご利用者だけでなく、職員も楽しそうに笑って仕事をしている姿は今でも焼き付いています。その瞬間に、自分もこの法人で同じ仲間として仕事がしたいと強く感じ、入職しました。
経験を重ね、自分自身のキャリアも上がっていく中で、福祉・介護の仕事は1つひとつに根拠を求め、自分自身が意味を理解していなければ「質の高いケア」は提供できないことを先輩・上司からの指導や研修(内部・外部共に)を通して学びました。このことは今の自分の土台となっており、ご利用者へ対するケアだけでなく、同僚や部下に対する指導においても大切にしています。
例えば、一人ひとりの性格やタイプに応じた接し方や指導を行うことができなければ、こちらの意図や指導内容が上手く伝わりません。入職時、上司や先輩から人との関わり方、伝え方など、人間関係の築き方まで丁寧に指導していただいたことが、いま自分の土台になっており、そのような職場で働けていることに感謝しています。
ある男性のご利用者(徐々に視力が弱まっていた方)はとても野球が好きでした。その方はいつもラジオとテレビで野球観戦をしていましたが「死ぬまでに実際の球場で観戦したい」という強い希望を受け、私の上司、看護師、同僚の職員たちと何度も協議を重ね、実際の球場へお連れすることができました。当時、そのご利用者の方は、ほとんど眼は見えていなかったと思いますが、球場全体の大歓声、打球音など、臨場感を全身で感じていただくことができ、とても満足された表情を浮かべていたことをいまでも覚えています。
観戦後、施設へ戻られた後、私に対し「夢をかなえてくれて本当にありがとうな。」と満面の笑みで話してくれたことが、これまで働いてきた中で最も印象に残っているエピソードであり、自分の誇りにもなっています。
ご利用者に対して「質の高いケア」を提供したいという想いはもちろん、共に生活をする一員として楽しみながら、豊かな時間を共有することを目指しています。どのような仕事でも大変なことは多いと思いますが、聖風会は自分自身が楽しめること・笑顔でいられることのできる法人です。
また、介護の技術や知識だけでなく、人として成長することができるようにとても丁寧に指導をします。自分自身がどういった職員になりたいのか、どのようにキャリアアップを目指しているのかなども相談しながら、理想を追求することのできる法人です。一緒に働くことができるなら、あなたに介護のプロフェッショナルとして成長してもらえるよう全力でサポートするので、興味を持っていただけると嬉しいです。