
2025.06.09
聖風会が年に1回発行している広報誌『クローバースマイル』
広報委員会の想いが詰まったこれまでのクローバースマイルより、バックナンバーとして、シリーズで『母校を訪ねて』の記事をご紹介していきたいと思います。
聖風会で活躍するひとりの職員のルーツをたどり、現在の仕事の基礎を築いた母校を訪ねます。自らのルーツを探る中で、新たな発見や気づきを経て、職員としての自分の成長を実感してもらうというコーナーです。
第3回は『クローバースマイル vol 13』に掲載いたしました扇部門の本間 竜人職員(ゆうあいの郷 扇 特別養護老人ホーム 扇)の「母校を訪ねて」~東洋大学編~を紹介します。
今回の“母校”東洋大学。社会福祉士、介護福祉士を目指せるライフデザイン学部は、2021年4月より赤羽台キャンパスに移転しました。通う学生の介護福祉士合格者率は、3年連続100%を達成。
社会福祉の幅広い知識を養いながら、資格取得との両立が可能です。
今回の職員
本間(ほんま)竜人(りゅうと)
ゆうあいの郷 扇 介護職員/2021年4月入職
東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科 2021年3月卒業
渡辺先生と一緒に記念撮影📸
2021年11月、東洋大学ライフデザイン学部を訪れた本間職員。
校舎は移転してもなお変わらない、母校の先生の笑顔に出迎えられ、学生時代の思い出が蘇ってきたそうです。
当時を振り返り、お世話になった先生方について本間職員はこう話します。
「渡辺先生は学生思いで、僕たちのことを一番に考えながら、介護の現場のことをたくさん教えていただきました。
また、八木先生には介護についてだけでなく社会福祉士の資格所得の際、時に厳しく、時にやさしく応援していただきました。」
本間職員は、2022年1月に開かれた学部のホームカミングデー(卒業生が母校に集う、在校生との交流イベント)にも出席し、学生を前に、聖風会で働き始めてから得た気づきや試行錯誤の1年間について語りました。
「大学では、教科書や学生同士の実技を中心に福祉や介護のことをたくさん勉強しました。例えば移乗動作の時、ご利用者だけでなく自分の身体も痛めないよう、身体の機能(ボディメカニクス)を意識した介護技術を学びました。ですが、入職してご利用者に実践してみても、はじめは全然知識を活かせませんでした。大学で教わったことがそのまま全部できるというわけではないと分かり、入職当初はその『ギャップ』に戸惑うことがありました。
「そんな時、先輩方の存在は大きかったです。困っているとすぐに駆けつけてくれましたし、僕が感じていた戸惑いを真摯に受けとめ、温かく見守ってくださいました。だからこそ、『否定せず、受容する態度』など、大学で先生方から学んだことをしっかり思い返しながら、自分なりの介護を模索することができました 。」
ホームカミングデーの後、このように話してくれた本間職員からは、幼い頃から志してきた介護職に対する熱い思いと、大学で一生懸命学んできたことに対する誇りが伝わってきました。「入職前から、良いことも辛いことも率直に教えてくれる職場なら、就職後も信頼して働ける」との考えで就活を行ってきたという本間職員。今回、学生に話をする時にも、介護の楽しいことだけでなく大変なことも一緒に伝えるよう心がけていたそう。そんな本間職員の熱い語りを聞いた学生からは、「現場のリアルな話を聞けて良かった」との声もありました。
さて、次回はどの職員が自分のルーツである母校を訪ねるのか⁉
お楽しみに!
介護コースのホームカミングで在校生に話をしていただきありがとうございました。
本間さんはいつもニコニコ笑顔で友人に囲まれていました。在学中、運動部で活躍しながら、介護と社福のダブル合格を達成しました。立派です。
在校生に、特養介護職員のやりがいは、「利用者との距離が一番近いこと」「変化に寄り添うこと」と伝えてくれました。本間さんは自分で考え、自分でめざすところへ進む人です。応援しています。
先日は大学の方に足を運んでくれてありがとうございました。
本間くんとの思い出はいろいろありますが、一番印象的だったのは、2年生の時の特別養護老人ホームでの実習指導ではないかと思います。利用者さんに対して、真摯に向き合い、熱心に介護計画をコツコツ立案していた姿が思い出されます。国家試験の勉強の時も、絶対に諦めなかった本間くん。これからも、利用者さんの絶対的な味方であり続けてください。応援しています。