社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2025.10.06

アクティブ福祉 in 聖風会2024 ⑥【足立部門】

昭和から続く「クローバー大学」を職員の育成の場に 「クローバー大学」進化計画~現場職員との協創~

前回に引続き、各部門の広報委員よる『発表内容解説編』をお送りします。
それでは、発表 No.6 足立部門です。

最終回となります。

どうぞご覧ください!!


アクティブ福祉in聖風会2024 審査結果はこちら👈

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1.始めたきっかけ、課題意識

「クローバー大学」は1978(昭和53)年4月に開校し、施設利用者や地域の高齢者の生涯学習の場として発展してきました。しかし、新型コロナウイルスの影響で3年間休校となり、再開の難しさから「廃校」の危機に直面しました。この休校期間中、「学生」である地域の高齢者との交流が途絶え、地域資源としての機能を果たせなくなったことが課題でした。また、講義内容が万人受けするものに偏り、職員の専門性を十分に活かせていない状況も問題視されました。

2.実際にどんなことを行ったか

「クローバー大学」を単なる生涯学習の場ではなく、職員の活躍の場として進化させるため、以下の取り組みを行いました。

・職員の講師化:外部講師に頼らず、介護福祉士、看護師、管理栄養士など、職員自身が講師を務めるプログラムに再構築。
・アンケート調査:受講生に講義内容の希望を調査し、よりニーズに合ったテーマを設定。
・職員の意識改革:講義後に職員へのフィードバックを実施し、知識を深め、地域貢献への意識を高める機会とした。

3.結果

この取り組みにより、職員の意識が受動的から能動的なものへと変化しました。職員が地域の重要な資源であることを再認識し、講義内容も専門性を活かしたものとなり、「クローバー大学」の魅力がさらに向上しました。また、「クローバー大学」が安否確認や居場所としての機能を果たす重要な場であることを改めて認識することができました。

4.発表者感想

この度、最優秀賞を受賞することができました。長い歴史を持つ「クローバー大学」を単なる学びの場から職員の育成の場へと進化させることができたことは、私たちにとって誇りであり、大きな達成感を感じています。この取り組みを通じて、聖風会の「パイオニア精神」を体感し、次世代へとその精神を継承していく使命感を持つことができました。

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