



2026.03.16
この企画は地道に活躍されている、年度の永年勤続対象となる職員(主に勤続15年以上の職員)のこれまでの経歴に敬意を表する企画として立ち上げました。
福祉の現場には声高に語られることは少なくても、長い時間をかけて積み重ねられてきた仕事と想いがあります。
聖風会で15年以上働き続けてきた職員の多くは、
「頑張り続けてきた」というよりも、
人と向き合い、仕事と向き合う日々を大切にしてきた結果、ここに居続けていた
ーーーそんな歩みを重ねてきました。
この連載では、そんな各部門の『推し職員』と近くで見守ってきた『推した職員』にアンケートを通じてお話を伺いました。
第1回(後編)は、足立部門の『推した職員』による推し職員紹介です。
それでは、どうぞご覧ください。

氏 名 :武田 純 職員
所属施設:足立新生苑
勤 続:20年(基準日:令和7年4月1日)
足立新生苑 小島 直樹 施設長
【穏やかな人柄が職場に灯す安心感】
武田さんの魅力は、何よりもその穏やかな人柄にあります。誰に対しても分け隔てなく、優しく接する姿勢は、利用者のみならず職員からも深く信頼され、愛されています。
施設内には彼のファンが多く、私自身もその一人です。彼の存在がフロアにあるだけで、空気が和らぎ、安心感が広がるのを感じます。


【中心的存在としてチームを支える】
かつては新生苑の主任として活躍されていた武田さん。体調不良により役職を離れることとなりましたが、現在もフロアの中心的な存在として、後輩たちの良き手本となっています。
彼が所属するチームは常に安定しており、彼の影響力の大きさを物語っています。
【卓越した非言語コミュニケーション】
認知症を患っている利用者への対応においても、武田さんの声のかけ方や笑顔など、非言語的なコミュニケーションは卓越しています。
彼が出勤している日は、利用者だけでなく職員も安心して業務に集中できる環境が整い、ケアの質が自然と高まると思います。
【兄貴的存在としての新卒時代】
武田さんが新卒で入職された当時、私は彼の配属先フロアで主任を務めていました。同期には他にも新卒職員がいましたが、他業界での経験を持つ武田さんは、落ち着きがあり、まさに兄貴的存在でした。
芸達者でもあり、職員同士の飲み会では盛り上げ役として場を和ませてくれました。認知症の重度の方が多いフロアでの業務は大変でしたが、彼の前向きな姿勢と明るさがチームを支え、私にとっても忘れられないとても印象深い一年でした。
おやつ企画の一環として、果物を丸ごとフロアに提供し、各ユニットで自由にアレンジして楽しむという取り組みがありました。企画当日、そのユニットに出勤していたのは私と武田さんの二人でした。フロアに届いた大きなスイカを前に、どう調理すべきか悩んだ私たちは、「とりあえずジューサーミキサーにかけてみよう」と思い立ち、皮ごと丸ごとミキサーにかけてしまいました。その結果、スイカは台無しになってしまい、他の職員から叱られるという出来事がありました。せっかくのスイカが食べられず、利用者もがっかりさせてしまいました。
また、盆踊りが大好きだった利用者の方のお看取りの際、職員一同で太鼓を叩きながら「東京音頭」を歌い、賑やかにお見送りしたこともありました。

永年勤続表彰、誠におめでとうございます。
体調面では不運なこともありましたが、武田さんの持つポテンシャルは非常に高く、聖風会の中心的存在として活躍できる人材だと確信しています。施設内で彼に会うと、今でも安心できる自分がいます。
他者に良い影響を与える力を持つ魅力的な存在として、これからも後輩たちにその人間力を存分に発揮していただきたいと思います。
