私は今まで3名の新任職員のトレーナーを担当させていただきました。トレーナー制度をより効果的に行うために聖風会ではDO-簿という新任職員育成簿を使用しています。DO-簿は先輩職員や上司からのフィードバック、具体的なアドバイスなどを行うコミュニケーションツールとして機能しています。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と業務改善がどのように行われていったのかが分かり、自分自身の成長を実感することができます。
何ができて、何が足りないのかを客観的に振り返ることで、今やるべきことがはっきりと見えてきます。目の前の課題にトレーナーが一緒に向き合っていくので、心強く、安心して仕事に取り組めると思います。
現場の介護職員が成長することを大切にしてくれるのが聖風会です。
「学校と現場は違う」「介護現場は大変だ」などの声を聴くと、介護職として働くことに少し不安を感じる方もいると思います。ただ、人の人生と向き合うことは、自分自身が成長していく上で大きな糧となります。物事の見方や捉え方が変われば、見えてくる景色も変わります。
ご利用者一人ひとりと向き合い、介護のプロとして働くことは、簡単なことではありません。だからこそ、一つひとつの心遣いや気配りを重ねていくことで生まれる信頼関係は、働きがいにつながります。
以前、ケアプランを担当させていただいたご利用者のご家族の方から「あなたは私たちの、介護のエースだよ」と御礼を言われたことがありました。そのようなご利用者の方やご家族の感謝や励ましの声に支えられ、今日もまた一日頑張ろうと思えます。
子どもの頃から、絵を描くことやからだを動かすことが大好きで、学校でも美術と体育の成績は特に良かったです。ある日の仕事終わりに、とても絵を描きたくなって、スケッチブックと色鉛筆を買い、夢中で絵を描いた時がありました。久々に描いたのに自分でもびっくりするぐらい、気持ち良く、うまく描けました。それ以来、絵を描いたり、アートと接することがリフレッシュ方法の一つになっています。
先日も上野公園で、満開の桜を見ながら、楽しくスケッチをしてきました。福祉の仕事もクリエイティブな発想が大切ですし、ご利用者の方とのコミュニケーションでも絵を描くことや美術鑑賞の趣味はとっても役に立っています。