就職活動の際、実家から通える範囲にあることや賃金などの待遇面から絞って探していたところ、聖風会と出会いました。法人説明会に参加したほか、気になっていた千住桜花苑に自ら見学を申し込み、施設の雰囲気を肌で感じました。今では主流になったユニットケアですが、当時は新鮮なものでした。ご利用者が今までの生活をそのままに、ここで暮らすことを大事に考えられた施設運営を目にして、これだ!と感じました。
また、介護現場で経験を積んだ先に相談員のキャリアもと考えていたため、聖風会は、在宅系・施設系のサービスに加え、地域包括ケアなどの様々な方向性も持つ部分で魅力的に映りました。転職によってキャリアアップを目指すのではなく、長く勤めながら、様々な選択肢の中からキャリアを描けるところに惚れ込み、就職を決めました。
今年で9年目、さらには主任も任されているため、上司からは職員の管理を求められたり、職員たちからは報告や相談を受けたりすることも増えました。一介護職員として働くだけでなく、情報を客観的に整理して仕事をする段階になってきていると感じます。広い視野で仕事を捉えることは難しくもありますが、うまく組み立てることができていると思います。それは、主任になる前から、上司に「何が問題かを判断したり、解決に必要なことを考えたりするには、物事を客観的に見るんだよ」と教えてもらい、何か起こると一歩引いて物事を見る癖をつけることができたからだと思っています。
多くの職員が様々なご利用者の生活を考えていくため、時には職員同士で意見のぶつかり合いをしてしまう場合もあります。その時には、その場の主観で指示を出すのではなく、客観的な視点で根拠を説明できれば、みんな理解してしっかりと指示を聞いてくれます。
ご利用者にしても、職員にしても、人を相手にしているので学びは尽きませんが、今任されていること、これから任される役割への期待に応えていけるような自分でありたいと思います。
大体決まった時間に家に帰ることができるので、離乳食をおいしそうに食べる子どもの顔も目の前でばっちり見ることができます。毎日違った様子を見せる我が子は本当にかわいいですね。休みも十分に取れるので、もう少し大きくなったらディズニーランドデビューしようかとわくわくしながら妻と話しています。子どものサポートも妻のサポートもできるのが、とても幸せです。
結婚する前は、職場の仲良しの先輩の家で数日共同生活したり、遊びに飛び回ったりしたこともありました。野球観戦もサッカーも職場に気の合う職員がいて一緒に楽しめるのは、嬉しいです。