私が介護福祉の道に進んだきっかけは、近所に住んでいる祖父母の存在でした。小さい頃は、保育園や学校が終わったら近くの祖父母の家に遊びに行き、両親が仕事終わりに迎えに来てくれました。高校生になり進路を悩んでいたのですが、祖父母のことが浮かび、今までお世話になった祖父母に何かできることはないかと思い、介護福祉を幅広く学べる大学に進学しました。
就職活動の際には、祖父母が生活してきた私の地元でもある足立区で、大学で学んだことを活かしたい、祖父母の生活を見守りたいという思いから、区内の様々な施設を見学していきました。そうした中、地域を重視している聖風会の理念に感銘を受け、聖風会に就職を決めました。
私は現在、ユニット型の特別養護老人ホームで居室担当として働いています。ご利用者のケア内容を把握し、近況をご家族に報告するとともに、新たなケアの提案などを行っています。
介護職として心掛けているのは、ご家族との関わりです。ご利用者のこれまでの生活の様子や趣味嗜好を聞くことで、今後のご利用者との関わりに活かすことができますし、ご家族も我々介護職と話をすることで介護に対する気持ちの上での負担感が軽減するのではないかと考えています。ご家族の方のケアも私たち介護職の大切な仕事だと思います。聖風会がご家族にとっても落ち着いてホッとできる場所だと思っていただけるよう、日々一生懸命仕事と向き合っています。
休みの日は外に出掛けることが多いのですが、特にフェスやライブに行くことが多いです。月1回はフェスやライブに行っていますし、母と大好きなグループのライブのために1泊2日で九州にも行きました(笑)。一昨年には、先輩職員に誘っていただき、念願の野外フェスデビューを果たしました!
小さい頃から音楽を聴くのが好きで、最近は、特養の活動のカラオケでご利用者が歌われていた曲や館内で流れる曲をご利用者に教えていただいています。「今日はどんな音楽が聴けるのかな」「どんな話ができるのかな」と仕事での楽しみがまた一つ増えました。