社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2022.08.15

聖風会 ロードショー 第1幕 -早川太朗 編-

映画よりもドラマティックな出来事が起こるから「人生は面白い」

聖風会で働く職員は現在930名(2022年7月現在)。その職員一人ひとりに、福祉の仕事に関わった“きっかけ”や仕事を続けている“想い”があります。


どのようにして福祉の仕事を志し、聖風会への入職を決意したか。またどのような職業人生(道、ロード)を歩んできたかを、その時々に触れてきた、音楽、本、映画、心に残っている言葉と共に紹介するシリーズ連載「聖風会 ロードショー」をスタートさせます。


記念すべき1人目はグリーンハイム荒川の早川太朗施設長です。第1幕(全3回)は、早川施設長の子ども時代からグリーンハイム入職までのお話です。

大切なことを教えてくれた野球

子どものころは野球が大好きな父の影響で、物心つく頃には野球グローブを握っていましたね。


高校は野球の強豪として有名な浦和学院高等学校に進学しました。当時、野球部員は150人ぐらいで、3年生でも公式戦に出られるのはわずかなメンバーだけです。


そんな中、2年生で新チームを作るという時期に結果を出すことができ、公式戦で背番号16番をもらいました。たった一回ですけど、公式戦で打席に立てたのが今でも忘れられません。結果は、粘った末にホームで三振。すごく悔しい思い出です。「自分の三振でチームが負けたらどうしよう」と思っていたところ、キャプテンが打って勝ち越せたので本当に頼もしかったですし、感謝しました。

野球をする中で大事にしていたのは「諦めない気持ち」と「努力を怠らない」です。自分より上手いメンバーがたくさんいて練習も厳しかったですが、一度自分で決めて入った高校であり部活でしたから最後まで続けました。


当時の経験は仕事でも活きていると思います。「多少のことではへこたれない!挫折しない!」という自信につながっています。

野球少年から福祉の専門家へ

福祉を目指したきっかけも、野球でした。両親のサポートあってこそ野球に打ち込めたので、両親が年をとった時に恩返しができる仕事に就きたいという思いからです。

野球は外でやる競技なので、ユニホームは泥だらけになります。泥は手で流す必要がありますから、毎日、洗濯のしすぎで母が腱鞘炎になりかけることもありました。また、校内合宿の時、部員の保護者は深夜早朝からに学校に来て、翌日の朝食作りをしなければならないということもありました。
野球部の専属トレーナーがたまたま鍼灸あんまマッサージ指圧師で、進路について相談すると東京医療福祉専門学校なら福祉科もあって、良いのではと教えてもらいました。母からも「あなたに向いてるんじゃない」と言ってもらえ、進学を決めました。


専門学校の勉強で印象に残っているのは、やはり実習です。実習でお世話になった他法人の男性職員がとても気さくな方で、プライベートでも遊びに連れて行ってくれたことが良い思い出です。

また専門学校時代はアルバイトもしていたのですが、そこの先輩にも良くしてもらいました。社会人となった今でもつながりがあり、社長や大手チェーン店の運営をしていたりと、みなさん活躍しています。アルバイト時代から先輩方はクオリティの高いものをいかに速やかに提供するか、というのを突き詰めていて、考え方などかなり影響を受けました。

グリーンハイム荒川との出会い

実は、専門学校を卒業してすぐに聖風会に就職したわけではありません。別の社会福祉法人のデイサービスで働いていました。おおよそ2年くらい勤務しました。

仕事に慣れてくると「違う場所でも経験を積みたい!」と思うようになり、特別養護老人ホーム(以下、特養)への転職を考え始めました。とはいえ、当時はまだインターネットも普及していません。卒業した専門学校に来ている求人を見るくらいしか方法がなく、たまたま、聖風会のグリーンハイム荒川の求人票が目に留まりました。専門学校の先生に聞くと「大きい法人だから安定しているし、良いところ」というお墨付き?をいただいたので面接試験に行きました。

面接してくださった方がとても優しく、温かい気持ちになったのを覚えています。職場も見学させてもらいましたが、職員のみなさんが気持ちの良い挨拶をしてくれたのが嬉しかったです。雰囲気の良い施設だなと感じ、自分もここで働きたい!!という思いがより強くなりました。

「諦めたらそこで試合終了」

グリーンハイム荒川に入職したばかりの頃、ハマっていたのが井上雄彦『SLAM DUNK(スラムダンク)』です。大好きで単行本は全巻集めましたし、アニメも見ていました。

やはり、安西先生の「諦めたらそこで試合終了ですよ…?」はたまらないです。

野球部時代、自分も「諦めない気持ち」と「努力を怠らない」を大事にしていたなと思い出させてくれます。特に新人時代は何度もその言葉に励まされました。
ちなみに、一番好きなキャラクターは陵南高校の仙道くんです。視野が広く、チームメイトを活かすプレイをするところがカッコイイ!試合では天才的なプレイを見せるのですが、普段はほんわかしていて温厚というのも自分の中の理想の上司像と重なって憧れています。

聖風会 ロードショー 第2幕はこちら ▶▶▶

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