社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2023.02.13

【足立】高齢者にとっての「食」を追求する~管理栄養士委員会~

感染症発生時の多職種連携 ~「新型コロナ」発生時の対応~

高齢者にとって「食べること」は楽しみや生きがいの上から重要であり、特に特養に入居している要介護高齢者にとって最も関心が高く、最大の楽しみは「食事」であると思います。

1日3食食べることはその日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、健康を維持していく上でも重要です。その為、私たちは1食1食に「栄養があること」「食べやすいこと」「新鮮であること」「食欲がわくこと」を求め、ご利用者に「食」を通じて「生きる喜び」を感じて頂ければと思っています。

私たち管理栄養士委員会の連載では法人内7事業所の「食」に関する取組みをご紹介していきたいと思います。今回の第八弾は「足立」部門の2回目です。

「コロナ」発生時の栄養係の対応

聖風会では自然災害(地震、水害等)などの緊急事態に遭遇した場合に備え、BCP(事業継続計画)を作成し、それらの計画に基づき、平常時より備蓄品管理や研修など実施しています。令和3年度介護報酬改定で、“業務継続に向けた取組の強化”として、感染症や災害が発生した場合であっても必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、全ての介護サービス事業者を対象に業務継続に向けた計画等の策定、研修の実施、訓練(シミュレーション)の実施等が義務づけられ、「パンデミック編」として、新たにBCPを作成しました。

現在においても猛威を振るっている「新型コロナウイルス」はまさに災害と言えるでしょう。当苑におきましても、その影響を強く受けました。

防災エキスパートからの一言(BCP編)その1 ~法人本部 管理課~

防災エキスパートからの一言(BCP編)その2 ~法人本部 管理課~

ここ数年の「コロナ禍」で感染拡大防止の為、様々な対策をとってきました。ある日突然やってくる陽性者発生の報告。そこからすぐに「食事委託業者への連絡調整」など、栄養係としての対応も開始です。関係各部署との連携を強化し、拡大防止に努めています。

ご利用者のコロナ「陽性」が判明した場合、食べ物や食器など、食事場面での感染拡大を防止するため食器類はすべて使い捨てで提供を行います。

使い捨ての食器となるため通常と提供の仕方やメニューが変更になることがあります。そのため、現場で感染対応している職員がわかりやすいように配膳車に注意事項や連絡事項を掲示しています。

また、現場にて感染対応を行っている職員と適宜連携をとり、体調不良のご利用者の食事摂取量の把握なども行います。食事量が低下した方には必要に応じて濃厚流動食の提供を行うこともあります。

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