社会福祉法人 聖風会

社会福祉法人 聖風会

クローバースマイル

2023.06.26

高齢者福祉、対人援助職の「プロフェッショナル」の姿 ②

法人理念を体現する(グリーンハイム荒川 介護職 リーダー 須田 葉月 2018年入職)

「プロフェッショナル」という言葉を耳にしますが、聖風会では高齢者福祉、対人援助職のプロフェッショナルの姿はどうあるべきか、日々追求をしています。さて、実際にどんな人物を指すのでしょうか、また聖風会で働くプロフェッショナルとはどういった職員をいうのでしょうか—。

私たちは法人理念「最高に価値あるものをすべての人に~地域に信頼される施設を目指して~」を一緒に体現できる人を聖風会の「プロフェッショナル」だと考えています。この連載では聖風会の育成プログラムを受け、聖風会でキャリアパスを歩み、法人理念を体現している職員の姿を紹介していきます。

自分の提案が より良いケアにつながる

実習先が聖風会だったことがきっかけで入職しました。大学で学んだ知識を活かしながらできると思っていましたが、先輩方のプロフェッショナルを目の当たりにし、最初は業務をこなすことで精いっぱいでした。1年目の後半には居室の担当になり、ご利用者の些細な変化にも気づけるように、様子を注意深く把握することを月に1回開催される会議での先輩の姿から学びました。「自分も先輩のようになりたい」と思い、ご利用者を観察するように努めました。その結果、今ではご利用者の状態に合わせたケアの変更を自分から積極的に提案できるようになりました。

またそれらを自分だけではなく、組織としてご利用者の支援ができるように、専門職につないだり上司に相談して、フロア全体で取り組めるようになりました。そういったことができるようになると、ご利用者との信頼関係もさらに深まっていき、ご利用者の方が私の名前を「須田さん」と呼んでくださることも多くなったと感じています。

初心に返り、 さらに質の高いケアを目指す

ケアの質を高めていくためには、自分の行っているケアを見つめ直す時間が大切だと感じています。
2年目でトレーナーになり、自分が先輩から教わってきたことを思い出しながら丁寧に伝えることを意識しています。伝える内容を整理することで自分の仕事も振り返ることができるため、自分の仕事の良い点と改善点についても振り返る良い機会となっています。
また、2年目に受けたフォローアップ研修では、ご利用者本位のケアにつながっていなかったと感じる点を書きだし、振り返りを行いました。

同様に他の同期の職員の話を聞いて、自分の行っているケアでも似たことがなかったか見直すことができました。自分自身や同期職員の行っているケアを振り返る時間があるからこそ、さらに良いケアを目指そうというモチベーションにつながっています。今後も介護職としてより一層スキルアップをして、より良いケアができるようになっていきたいと思います。

先輩からの一言

教えられた事だけでなく自ら考え行動が出来る須田さんには、1年目の早い段階から様々な経験をしてもらい、着実にステップアップしてくれました。今はリーダーとなり、新たなステージの悩みやプレッシャーを感じている時期かと思います。一人で抱えずに経験豊富な先輩や同期の力を借りて、どんなことも一緒に共有をし、今後も伸び伸びと成長していってほしいです。

クローバースマイル一覧へ
ページトップ