社会福祉法人 聖風会

社会福祉法人 聖風会

クローバースマイル

2023.12.04

働きやすさ100% ~地域貢献・交流活動~②

40年以上続く「クローバー大学」

「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言」とは

東京都が平成29年度から開始しました。求職者が自分に合った職場を探すことができる様に、働きやすい職場づくりに取り組むことを宣言する福祉事業所(=TOKYO働きやすい福祉の職場宣言事業所)の「働きやすさ」に関する情報を広く公表する事業です。

この度、聖風会はTOKYO働きやすさ福祉の職場宣言事業に37サービスを申請し、その結果、全てのサービスで「100%」を獲得しました。聖風会は、ご利用者の生活しやすい環境はもちろん、職員も働きやすい職場を常に考え取組んでいます。

東京都福祉人材情報バンクシステム「ふくむすび」 TOKYO 働きやすい福祉の職場宣言

項目は全部で17項目ありますが、今回は「地域貢献や地域との交流を実施している」について、足立新生苑の「クローバー大学」の取り組みをご紹介いたします。

「クローバー大学」は遡ること昭和53年4月、特養の利用者の方々に「広い視野を持ち、さまざまな刺激に触れてもらおう」という目的として、「開校」されました。当時のカリキュラムは社会・歴史・地理・理科・保健・園芸など、バラエティーに富むもので、名称も「開校」当初は「老人大学」と呼ばれていましたが、後に健康・自立・勉学・友情の4つを葉に見立て、「クローバー大学」と変更されました。

「学生」も社会教育と交流を主な目的として「食事サービス」で来られていた地域の方々へ拡大されました。
上の写真は「年賀状をいも版で作る」という「講義」です。利用者の方々の個人の年賀状はもとより、施設で出す年賀状も「学生」の作品で刷り上げたそうです。

「コロナ」を乗り越えふたたび

本来であれば今年度で開校45周年を迎える「クローバー大学」ですが、「新型コロナウイルス」の影響で、3年間は「休校」となっていました。「With コロナ」と言われ、果たして再開できるのかという不安、このまま「廃校」の危機でしたが、自宅待機している「学生」の皆さんは「元気であるのか?」、「聖風会の伝統的な地域貢献活動であり、何とか復活させたい」と令和5年度中の再開に向け、コロナ禍より動き始め、「入学式」は少し遅くなりましたが、6月より再開することができました。

介護業界で働く職員は社会福祉士、介護福祉士、看護師、管理栄養士などの資格を保有し、福祉・医療・栄養・リハビリなどの専門知識、技術を持ち合わせた専門職集団です。私たち職員そのものが地域の重要な資源であると考えます。地域の中の存在として、地域に貢献し続けていきたいと思います。「クローバー大学」はその地域資源の有効活用の一つの手段です。「コロナ」に負けず、開校「50周年」を目指します。

「社会福祉法人 聖風会 中長期計画」を実現する為の「3つの柱」のひとつ、「地域貢献と発展と」。私たちは制度の有無に関わらず、地域で必要とされるサービスの提供を社会福祉法人の責務として取り組んでいきます。

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