社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2024.03.28

「サイコー」の休日から「最高」のパフォーマンスを①

長期休暇を楽しむ

「特養に勤める介護職は連休が取れないの?」と不安に思っている方が多いと聴きます。実際はどうでしょうか?
確かに「特養」は365日、24時間休むことなく、運営されていますが、世間一般の会社と同じく、「公休」があり、「有給休暇」もあります。一般企業で働いていたこともある、私としては介護業界はむしろ「休みが取りやすい」と感じています。「公休」は確実に休むことが出来ますし、たとえ、休日に出勤せざるを得ない場合も振替休日で、「サービス出勤」になることはあり得ません。

有休休暇も2019年に実施された働き方改革により、取得が義務化され、年に5日分は有給を消化しなければならなくなりましたが、法人として、しっかり管理されており、全ての職種において、「100%」取得できています。

また、介護業界の特徴でもありますが、シフト制という事で、平日が休みになることも多いですが、平日は行楽地も空いており、ガラガラの「○○ランド」などに行くなど、しっかりと充実した休日を過ごしているようです。

長期休暇も計画的であれば、シフトの調整も可能となり、定期的に海外旅行を楽しむ職員も実際にいます。

今企画は実際に長期休暇を取得するなど、「サイコー」の休日を謳歌している職員、介護業界のプライベートの「リアル」をお伝えしていきます。

第1回目は足立新生苑(特養)の介護職 グローバル採用で平成31年4月に入職したホアン ディン ロイ職員が23日間の長期休暇にて故郷のベトナムに帰りました際、同僚の介護職2人(鈴木健太職員と水野伸久職員)が5日間、ベトナムに行き、ロイ職員のご自宅に滞在したという「リアル」です。

という事で、足立新生苑の広報委員である久保田ちひろ職員がその同僚2人の職員に取材しました。

ベトナムに行くことになったきっかけは?

『ロイさんとは配属フロアが一緒だった時に仲良くさせていただいてました。その時にロイさんの自宅の写真を見せてもらって、ロイさんが帰る時に遊びに行かせてと話していました。実際、帰郷する時になって、「一緒にどう?」と声を掛けてくれたのが、きっかけです。』

『元々小さいころから家族や友人と海外旅行に行く機会があり、外国への興味がありました。学生の頃、世間でベトナム料理が流行りだし、地元のべトナム料理店に時々行くようになりました。日本から東南アジア諸国の距離もヨーロッパ等と比べて近いことから調べるうちにどんどん興味が湧いていきました。学生の頃から「いつか絶対東南アジアを一周する!」と心に決めていました。新生苑に就職し配属されたフロアで水野さんが話しかけて下さり、仲良くなった所でロイさんが入職して、三人で話す機会や食事に行く機会が増えていきました。ロイさんが帰国するタイミングで水野さんが一緒にベトナムに行くと話を聞き、一緒に連れていって欲しいと話したところ、今回の旅行が実現しました。』

ベトナムでの過ごし方は?

初日はロイさんのお家に行くためだけの時間でした。なにしろベトナムまで5時間かかり、それからロイさんのお家まで車で8時間かかりましたから。中日はロイさんご家族との交流が主でした。姪達(小学生と中学生)とグーグル翻訳を使用しながら交流した時がとても楽しかった。夜になると親戚の方々が家に集まり宴会が始まります。もちろん、見たこともない食事ばかり、中には少しグロテスクなものもあり口にするのに勇気が必要なものもありました。最終日はロイさんの弟さんに案内してもらいながら、ハノイの街を観光しました。

初日は昼過ぎにハノイ空港に着いた後、ロイさんの実家へ直接向かいましたが車での移動時間が長く、ご家族に挨拶と食事を摂り就寝。2日目は家でベトナムビールを飲みながらゴロゴロしたり、ロイさんの息子さんと遊んだり、ロイさんに近くの学校や市場を案内してもらい、夜はご近所さんや知り合いが集まってきて大宴会をしました。3日目は朝から車で市内のフォーを食べてスーパーマーケットへお土産を買いに行きました。買い物後は海に向かい、トゥクトゥクで近くの海鮮屋さんで茹でた海老や蟹やカキ、クラゲのサラダ、ハタの煮つけを食べて夕方から海で海水浴を楽しみ帰宅。4日目は僕の希望でハノイ市内を観光。家の前の道路から二段型リクライニングシートのバスでハノイに向かい、ロイさんの弟さんに寺院やホーチミンが眠っているお墓、ブンチャーの美味しいお店に連れて行ってもらい、空港近くのホテルに水野さんと宿泊。夜に一人で近くの道を散歩をしました。最終日は朝一のタクシーで空港に向かい、搭乗時間まで買い物をしたり、ベトナムコーヒーとサンドイッチを食べたりしました。

日本とベトナムの違いは?

交通ルールの違いが衝撃的でした。信号自体が少ないこともあり、車道を渡る時は、けっこうな速度で走っている車に向かってゆっくりと歩み寄ると、車が次々と速度を落としてくれるという衝撃的なものでした。スリル満点でした。


まず、高速道路のようなものがないため、高速を走っているのか国道なのか分からず、いきなり市場が出てきたりしました。そこで買ってもらったバナナの葉に包まれた生ハムが唐辛子と胡椒が練り込まれていて、たまらなく美味しく、一番思い出に残っています。また、中心地は車だけでなくバイク乗りやバイクタクシーもたくさんおり、交通量が非常に多いのにも関わらず、信号や横断歩道はほとんどなし。反対側に渡るにはゆっくり固まって歩くと車やバイクが原則して避けてくれます。これは初めてだと怖くて無理だと思いました。

気候は日本の夏と変わらない暑さでしたが湿度が高く、ジワーっと汗が噴き出てくるような感覚でした。暑い中で飲む蓮茶とビールは最高でした。お金の単位も日本よりも桁が多く、レートをいちいち計算しないと頭が混乱して金銭感覚がくるってしまいそうでした。また、フォーがあるお店には必ずパクチーを含めた葉っぱとライムがこんもりと用意されていて、好みで入れられるようになっていました。

次回は「サイコー」の休日が、自身の考え方などにどの様に影響を与え、「最高」のパフォーマンスに繋がったのかという視点で取材したいと思います。

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