2024.04.15
「特養に勤める介護職は連休が取れないの?」と不安に思っている方が多いと聴きます。実際はどうでしょうか?
確かに「特養」は365日、24時間休むことなく、運営されていますが、世間一般の会社と同じく、「公休」があり、「有給休暇」もあります。一般企業で働いていたこともある、私としては介護業界はむしろ「休みが取りやすい」と感じています。「公休」は確実に休むことが出来ますし、たとえ、休日に出勤せざるを得ない場合も振替休日で、「サービス出勤」になることはあり得ません。
有休休暇も2019年に実施された働き方改革により、取得が義務化され、年に5日分は有給を消化しなければならなくなりましたが、法人として、しっかり管理されており、全ての職種において、「100%」取得できています。
また、介護業界の特徴でもありますが、シフト制という事で、平日が休みになることも多いですが、平日は行楽地も空いており、ガラガラの「○○ランド」などに行くなど、しっかりと充実した休日を過ごしているようです。
長期休暇も計画的であれば、シフトの調整も可能となり、定期的に海外旅行を楽しむ職員も実際にいます。
今企画は実際に長期休暇を取得するなど、「サイコー」の休日を謳歌している職員、介護業界のプライベートの「リアル」をお伝えしていきます。
第1回目は足立新生苑(特養)の介護職 グローバル採用で平成31年4月に入職したホアン ディン ロイ職員が23日間の長期休暇にて故郷のベトナムに帰りました際、同僚の介護職2人(鈴木健太職員と水野伸久職員)が5日間、ベトナムに行き、ロイ職員のご自宅に滞在したという「リアル」です。
という事で、足立新生苑の広報委員である久保田ちひろ職員がその同僚2人の職員に取材しました。今回は前回の続きとなります。
3か月前に声を掛けてもらい、そのタイミングで上司に相談し了承を得ました。
約2~3か月前から。水野さん、ロイさんと話が出てからすぐに係長に行きたいと相談し、事前に調整をしてもらいました。
私が連休を取ることにより、やはり他の職員に負荷が掛かってしまうので、申し訳ない気持ちがあったのと同時に、素晴らしい体験をしてリフレッシュさせてもらったので、他の職員が連休を取る時には気持ちよく送りだしたいと思う様になりました。チケットを取った日からモチベーションがぐんと明確になったことで仕事も頑張れました。
海外旅行ともなると日数が必要となる中で、職業柄、長期休みがなかったり、月3日しか希望休が出せない中でフロアや上司にご迷惑をかける事にはなってしまいますが、自分にとってこれ以上ない刺激を受けて帰ってくることが出来ますし、そういった機会をもらえたからその分頑張らなくちゃという気持ちになります。また、法人として多国籍の職員を受け入れていることでコミュニケ―ションを取ろうと思うようになるし、会話のきっかけや引き出しとして経験が活きると思っています。今後もまた機会が頂けるようなら海外に行き、その分仕事を頑張ろうという良いモチベーションになります。
異文化交流は刺激的で、視野が広がると感じました。いろんな国の人と友達になりたいです。
日本とベトナムの共通点は、家族や友人と過ごす時間をとても大切にしていてロイさんが帰国してきたという事で多くの人が会いに来たりしていたのを見て、お互いが支えあい、協力しあって生活していて、関係を保つ事の大切さを学びました。また、大勢のベトナム人に囲まれてごはんを食べた際に、お互い言葉が分からないのに積極的に話しかけてきたりする人が多く、言葉の壁に囚われず、翻訳機だけでなく身振り手振りをして心で会話する事が大事だと思いました。異国の文化や雰囲気を肌で感じ、自分の中に新たな価値観が出来上がる感覚を得られました。
非日常は人生に必要不可欠だと思います。その日のために頑張れます。職員全員が連休を取れるようになればいいなと思います。
日々の業務に疲れてきていた中で自分の趣味でもある旅行に行かせてもらい、海外という異空間で沢山の刺激を受ける事で自分が今働いている大切さやオンとオフの大切さを改めて認識することが出来き、とてもリフレッシュ出来ました。
フロアの方たちは気持ちよく送り出してくださいましたし、土産話も快く聞いて下さいました。感謝しています。
長期間不在になる事で職場には負担をかけてしまったかと思いますが、送り出して下さり大変感謝しています。ありがとうございます。帰国後に多くの職員さんが「どうだった?」と興味を持って下さり、話を聞いて下さいました。今後他の職員が同じような事をした時に自分も気持ちよく送り出し、帰ってからの雰囲気づくりも大切にしていこうと思いました。