



2025.12.22
今回は韓国の社会福祉法人からの依頼による当法人施設 花畑あすか苑での「ユニットケア施設見学研修」
の受け入れを契機に、韓国にて開催された「認知症高齢者国際美術交流展」に招待を受けた時のお話を花畑あすか苑 本多課長に聞いてきました。
この記事は全3回でお送りします。
どうぞご覧ください。
当法人事務局が所縁のある某大学を訪問した際、「韓国の社会福祉法人 蓮花村(ヨンコッマウル)が日本のユニット型施設で見学できるところを探している」との相談から始まった、花畑あすか苑での「ユニットケア施設見学研修」。
第1回は2025年1月22日に開催の運びとなりました。
社会福祉法人 蓮花村(韓国語表記:연꽃마을(ヨンコッマウル)は、韓国の「社会福祉事業法」に基づき設立された非営利法人で、韓国国内で高齢者、障害者、児童を対象とした包括的な福祉サービスを提供し、地域社会に根ざした活動を展開している。
事業内容
・高齢者福祉:特別養護老人ホーム、老人福祉館、在宅支援サービス
・障害者福祉:教育・リハビリ、就労支援、地域生活支援
・児童福祉:保育・発達支援、放課後プログラム
特徴
・韓国国内に70か所以上の施設を運営
・約3,000名の職員が従事
・地域福祉ネットワークを構築し、自治体と連携
国際交流
・韓国保健福祉部の施策に沿って、日本の福祉施設との交流や研修を積極的に実施し、介護サービスの質向上と人材育成に取り組んでいる。
研修では、ユニット型特養施設の概要や日本のユニットケアの歴史について説明し、質疑応答を交えながら施設内をご案内。韓国でも人材不足の課題を抱えており、グローバルな人材の力を活用しながら運営しているとのお話が印象的でした。
見学中は入居者の皆さんのご様子や施設の設え等に多くの質問が寄せられ、木造の温かみある雰囲気も高く評価されていました。
また、韓国には「介護支援専門員」の資格制度がないとのことから資格に関する質問、その他、職員の処遇や福利厚生のことなど、互いの制度や課題について活発な意見交換が行われました。
研修を受け、「花畑あすか苑での数々の実践から多くを学ばせていただき、すごく良かった。施設が展開されている事業等について、他の者にも改めて学びを共有させていただきたい。」との評価をいただき、7月10日に第2回研修がリピート開催となりました。
~第2回につづく~

