社会福祉法人 聖風会

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クローバースマイル

2024.04.18

【生活サービス委員会】 介護でも「プロ」、育成でも「プロ」③

聖風会の人財育成術 ~「人間力」を高める~ ③

聖風会「CREDO」の「3つの約束」のひとつである「私たちはご利用者の人権を最大限に尊重します」を果たすために、「特養」の中で「その人がその人らしく生きること」とは?最期まで住み慣れたホームで暮らしたい」というご利用者の想いに応える為に、私たちは聖風会理念を体現する「サービス」のカタチを追求しています。

私たち生活サービス委員会は聖風会の各特養の課長職(生活相談員)で組織された本体の委員会、そして、介護職の代表者で組織された「介護委員会」、看護職の職の代表者で組織された「看護委員会」、併設のショートステイの生活相談員で組織された「ショートステイ委員会」で構成されています。

令和5年度、聖風会中長期計画に基づき、生活サービス委員会に課されたテーマは以下の通り。
①介護福祉士等 養成校との連携強化
②「コロナ」等の感染症を想定した実習プログラムの構築
③グローバル(外国人)採用職員継続的フォロー体制構築
④2024年介護保険法改正の情報収集
⑤コンプライアンス遵守と支援技術の統一化、標準化(各種指針類の策定・内部監査等)
⑥「LIFE」関連加算の安定的取得支援

生活サービス委員会はさらに小委員会に分かれており、①~③はAチーム、④~⑥はBチームが担当して、検討を重ねています。

今回の記事はAチームの取組についてです。

私たち生活サービス委員会 小委員会Aチームは上記、法人内のプロジェクトと連携を計りながら、「グローバル(外国人)採用職員継続的フォロー体制構築」という役割を担い、「グローバル(外国人)採用職員」が介護の楽しさややり甲斐を感じ、聖風会の正職員として活躍できるよう、委員会活動を行っています。

主に1~2年目のグローバル(外国人)採用職員、(1年目職員の)トレーナーである先輩職員を対象とし、「聖風会で活躍する人たちに学ぼう!」と題し、シンポジウム形式での研修を開催しました。(詳細は以下のリンクより前回記事をご覧ください。)

今回は研修の様子を写真で、また、参加者の感想や研修後のフォローアップで感じた効果について紹介いたします。

【生活サービス委員会】 介護でも「プロ」、育成でも「プロ」②

学びを深める

「シンポジウム」終了後は「講師」となった3名がコーディネーターとなり、事前アンケートの結果を踏まえ、ディスカッションを行い、さらに学びを深めることとしました。

3人の先輩職員が流ちょうな日本語で発表する姿、ディスカッションを通じてのアドバイスを聴き、「毎日20分間、漢字を書く時間を作る」「利用者や職員と話す時間を増やす」など、更なる日本語能力向上や職業人としての心構えに関することに止まらず、「認知症に関する知識を高めたい」「介護現場でのコミュニケーション能力向上」など、介護の「プロ」としての目標を掲げた職員もいました。

「トレーナー」である日本人の先輩職員からは
・「(3人の発表を聴いて)日本人の職員も仕事に向き合う姿勢など、初心に立ち返ることが出来る内容だった。」
・「一生懸命、気持ちを込めて話す姿を見て、刺激を受けた。」
・「相手に興味、関心を持ち、関係性を深めることで、共に成長できると感じた。」
・「文化、習慣、価値観など、「日本」を押し付けるでなく、相手の国を理解しながら、利用者のよりよい生活の実現に向け、協働していきたい。」
・「日本語をうまく話すことが出来ないことで感じるストレスや悩みなどで、相談することを諦めてしまう事もあるという事に気づけた。」
・「バリアフリーな関係、対等で感謝し合える関係で一緒に仕事をしていきたい。」
・「一人ぼっちにならない様に、寂しさを感じない様にトレーナーとして支えていきたい。」

という感想があがっていました。

参加したグローバル(外国人)採用職員の「自分自身の現在における課題を自覚・整理し改善をはかる」という目標は達成できると確信を得ることが出来ました。また、「グローバル(外国人)採用職員間の交流を深め、「横」の繋がりを構築する」という目標については「横」だけでなく「縦」についても深めることが出来たと感じます。

次に集まる時が楽しみですね。

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